ウェブサーバーの指定ディレクトリを丸ごとCRONでローカルに複世代自動アーカイブする

ロリポップサーバーの指定ディレクトリを丸ごとCRONでローカルに複世代で自動アーカイブする

別にロリポップサーバーに限った事ではないが。

# 前提

ドキュメントルートは /example.com/httpdocs/ として仮定。
このディレクトリを丸ごとデイリーで複世代アーカイブする。

# アーカイブ保管ディレクトリ作成

/example.com/file_backup/

# バックアップスクリプト

/example.com/file_archive_examplecom.sh

```bash
#!/bin/bash

# バックアップ元のパスとディレクトリ
src_path=/home/users/path/to/web/example.com
src_dir=httpdocs
# バックアップ先のディレクトリ(ディレクトリ作成の事)
dst_dir=/home/users/path/to/web/example.com/file_backup/
# 保存する日数
keep_days=3

# タイムスタンプを取得
TSNOW=`date +%Y%m%d`
TSOLD=`date "-d$keep_days days ago" +%Y%m%d`

# ファイル名を設定
file_store=${dst_dir}httpdocs_${TSNOW}.tar.gz
file_remove=${dst_dir}httpdocs_${TSOLD}.tar.gz

# アーカイブを作成
tar cfz $file_store -C $src_path $src_dir
if [ $? != 0 -o ! -e $file_store ]; then
	echo "Cannot archive files."
	exit 1
fi

# 古いバックアップを削除
if [ -e $file_remove ]; then
	rm -f $file_remove
fi

exit 0
#
```

スクリプトの文字コードはUTF-8にする。改行コードを0x0A(\n)にしないと以下のエラーが出るので注意。
```
/bin/sh: /home/users/path/to/web/example.com/db_backup_examplecom.sh: /bin/bash^M: bad interpreter: No such file or directory
```

パーミッションは700

# tar のオプション

バックアップ元ディレクトリをルートから指定すると警告が発せられる。
```
tar: Removing leading `/' from member names
```
絶対パスで格納されたファイルをパス付で展開されたときのトラブルを避けるために、相対パスでの格納が推奨されているとのこと。<br>
よって-Cオプションで対象ディレクトリまでのパス指定を行い、その後ろにディレクトリ名を記載。

# CRON設定

デイリーで起動すれば、3世代でアーカイブが書き出される。

# 他リージョンへバックアップ

文中に「バックアップ」と書いたが複世代でアーカイブ出力しているだけでバックアップではない。他リージョンへのコピーでバックアップと言えるだろう。その処理は別途書く必要がある。

ウェブサーバーの指定ディレクトリを丸ごとCRONでローカルに複世代自動アーカイブする

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