AmazonAWS Lightsail で Plesk Migrator を使用する。

Plesk Obsidian 18.0.21 Update #5 CentOS Linux 7.7<br>
AWS上のPleskでマイグレーターを使用する場合、rootとそのパスワードでSSHログイン出来るとスムーズである。

しかし、AWSでは初期セキュリティにより、rootのパスワードは設定されておらず、パスワードでのログインも不許になっている。

## 一時的に設定を緩くする

永久に設定を緩くするとセキュリティの問題が有るので、便宜的にマイグレーションする間だけセキュリティを緩くして、終わったら元に戻すことを行なってみよう。

接続される側の移行元のセキュリティを緩くする。移行先は当然そのままである。

## root権限で実行

```
sudo su
```

## rootパスワードの設定

```
passwd root
(パスワードを2回入力する)
```
これでrootのパスワードが設定できた。

## パスワードでのログインを許可する

```
vi /etc/ssh/sshd_config
```
```
#PasswordAuthentication yes
#PermitEmptyPasswords no
PasswordAuthentication no

↓

PasswordAuthentication yes
#PermitEmptyPasswords no
#PasswordAuthentication no
```
PasswordAuthentication yes　にする。

## sshd再起動

```
service sshd restart
```

## 移行元でPlesk migratorが使用できる

これまでの操作でrootとそのパスワードでSSH接続が可能。マイグレーターに設定してマイグレーションを行う。

## 設定を元に戻す

マイグレーションが終わったら設定を元に戻そう。

## パスワードでのログインを不許にする

```
vi /etc/ssh/sshd_config
```
```
PasswordAuthentication yes
#PermitEmptyPasswords no
#PasswordAuthentication no

↓

#PasswordAuthentication yes
#PermitEmptyPasswords no
PasswordAuthentication no
```
PasswordAuthentication no　にする。

## sshd再起動

```
service sshd restart
```

## rootパスワードを削除

```
passwd -d root
```

以上でセキュリティレベルは元に戻った。

## Plesk Migrator を使用しない方法

最新のバックアップを作成して、それを移行先でインポートする方法もあるだろうが、環境の違いをどこまで通知してくれるかは不明。<br>
Plesk Migrator は細かく調べてくれるのでありがたい。

AmazonAWS Lightsail で Plesk Migrator を使用する。

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