ウェブシステム開発

プログラム ライフスパン

作成したアプリケーションの寿命は何年でしょうか。システムが変わらない限り永久に使えそうな気もしますがそれは違います。 Windowsを例にすると、XP、Vista、7、10と変化してきました。その理由はセキュリティ強化、ハードウェアの進化など様々な要因によるものでしょう。 様々な環境の変化はウェブアプリにも当てはまります。サーバーの基本ソフトにもサポート期限が存在し、大量のライブラリそれぞれにも期限があり、常にセキュリティパッチ適用、マイナーアップデート、メジャーアップデートが施されます。 ローカルのパソコンであればインターネットから切り離してカプセル化することでほぼ永久に使用できるかも知れませんが、ウェブアプリの環境はより変化が激しいと考えた方が良いでしょう。 よって、より新しい開発環境で作成し、メンテナンス性を十分考慮したシステム作りが大切になってきます。多くのライブラリに頼ってしまうとそれらのバージョンアップにより数か月で動作しなくなってしまう事もあります。

(2017.9)

セキュリティ

ソフトウエアやハードウェアの進化に伴い、セキュリティ対策項目も増加しています。 「実績があるから」「使い慣れているから」と言った理由で古いシステムを使い続けるのはアプリの寿命を縮め、危険が増すだけです。 新しいシステムに柔軟に対応し導入していく力が大切となります。

(2017.9)

ウェブサーバーとの連携

ウェブアプリ作成にはそれを取り巻く環境の把握、構築が不可欠です。 環境が異なれば動作しない、または予期しない不具合発生も考えられます。 サーバーを他人任せにしたのでは十分なサポートやメンテナンスも出来ないでしょう。 予期せぬトラブルにも柔軟に迅速に対応できるためには一貫した管理体制が不可欠です。

(2017.9)

流行り廃り

様々な開発環境や開発言語、それぞれに流行りがあり、それらを目新しさや好みで選択するのは得策ではありません。 それら新しい環境は向こう何年も永続的にサポートが継続するか、とってかわる新しい仕組みが出来ないかを見極めなければなりません。 しかしそれは非常に難しい選択でもあります。数年後の未来は予測不可能です。 予測不可能であるからこそ、慎重に、しかし迅速に選択しなくてはなりません。 少なくとも「敢えてシェアの低いツールを使用して差別化を図る」といった行為は避けるべきでしょう。

(2017.9)
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